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ハプログループO-M122 (Y染色体)(ハプログループO-M122 (Yせんしょくたい)、系統名称ハプログループO2とは、分子人類学で用いられる、人類のY染色体ハプログループの分類のうち、ハプログループOのサブクレード(細分岐)の一つで、「M122」の子孫の系統である。2015年11月にが改訂される前はハプログループO3と呼ばれていた。 ==分布== ハプログループO2-M112はシナ・チベット語族と関連し、一部下位枝はミャオ・ヤオ語族、オーストロネシア語族とも関連する。漢民族(最大65.7%〔Yali Xue et al 2006, Male demography in East Asia: a north-south contrast in human population expansion times〕)やビルマ系民族(最大86.7%〔Richard Cordaux et al 2004, The Northeast Indian Passageway: A Barrier or Corridor for Human Migrations?〕)、朝鮮人(最大50.9%〔Soon-Hee Kim 2011, High frequencies of Y-chromosome haplogroup O2b-SRY465 lineages in Korea: a genetic perspective on the peopling of Korea〕)に高頻度であり、東南アジア人でも中頻度で見られる。日本人にも約20%に観察される〔Hammer MF, Karafet TM, Park H et al. (2006). "Dual origins of the Japanese: common ground for hunter-gatherer and farmer Y chromosomes". J. Hum. Genet. 51 (1): 47–58. doi:10.1007/s10038-005-0322-0. PMID 16328082.〕。モン・ミエン語族に関連するO-M7は大渓文化の遺骨から高頻度に観察されている〔Li, Hui; Huang, Ying; Mustavich, Laura F.; Zhang, Fan; Tan, Jing-Ze; Ling-; Wang, E; Qian, Ji; Gao, Meng-He; Jin, Li (2007). "Y chromosomes of prehistoric people along the Yangtze River". Human Genetics 122 (3-4): 383–388. doi:10.1007/s00439-007-0407-2. PMID 17657509.〕。 日本国内の分布は九州北部~本州中部に多い。崎谷満はO2-M112系統の一部は縄文時代に日本にミレット農耕をもたらしたが、その大部分は弥生時代以降の中国大陸からの流入であろうとしている〔崎谷満『DNA・考古・言語の学際研究が示す新・日本列島史』(勉誠出版 2009年) 〕。また日本にはオーストロネシア語族に関連するO2a2(xO2a2b-M7, O2a2c1-M134) が4.2%観察されている〔Nonaka, I.; Minaguchi, K.; Takezaki, N. (2007). "Y-chromosomal Binary Haplogroups in the Japanese Population and their Relationship to 16 Y-STR Polymorphisms". Annals of Human Genetics 71 (4): 480–95.〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ハプログループO2 (Y染色体)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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